緑茶のテアニンとカテキンの健康効果とは?

2023.05.30

緑茶のテアニンとカテキンの健康効果

日本人にとって日常的
になじみのある緑茶は、
世界に注目されています。

その理由は、緑茶には健康成分
が豊富に含まれているからです。

そこで、ここでは緑茶の様々な
健康効果についてご紹介します。

お茶の種類と歴史

緑茶の健康効果の前に、
お茶の種類と歴史について
みてみましょう。

お茶の種類と歴史

お茶の歴史はとても古く、
紀元前2700年頃から嗜好品
として親しまれてきました。

なので、約4700年も世界中で
愛されてきたとうことになります。

そして、お茶には以下のように
数多くの種類があります。

・緑茶
・紅茶
・ウーロン茶

この中で、緑茶が注目されている
理由は以下になります。

お茶は主に茶葉を乾燥・
発酵させて作りますが、

種類によって製法が違い、
発酵の度合いを変えて
様々な種類を作ります。

加工法は大まかに以下がありますが、

・発酵茶
・半発酵茶
・不発酵茶

緑茶は不発酵茶です。

不発酵茶は発酵させないので、
茶葉を最初に蒸して酵素の働き
を止めます。

そうして作られた緑茶は、
他のお茶に比べ、茶カテキンが
たっぷり含まれるのです。

緑茶は健康成分が豊富なので、
世界から注目されているのです。

なお、半発酵茶、発酵茶の
種類のお茶にも特徴があり、
それぞれ健康効果があります。

茶カテキンの健康効果

緑茶には健康に良い成分が豊富で、
多くの健康効果あります。

特に緑茶は、以下の2つの成分を
多く含んでいます。

・テアニン
・ポリフェノール

緑茶はポリフェノールの中でも、
茶カテキンが豊富です。

茶カテキンは8種類ありますが、
抗酸化作用が非常に強いという
特徴があります。

そして、8種類のなかでも、
エピガロカテキンガレート
(EGCG)は特に強力で、

茶カテキンの50~60%が
エピガロカテキンガレートです。

エピガロカテキンガレートは、
ビタミンCやビタミンDの25~
100倍の抗酸化作用があります。

人間の体は酸化することで老化しますが、
酸化を抑えれば、老化を予防できるので
緑茶はアンチエイジング効果が高いのです。

そして、、抗酸化作用は
以下にも効果があります。

・がん抑制
・動脈硬化予防
・生活習慣病の予防

また、緑茶にはリラックス効果がある
テアニンも豊富に含まれています。

テアニンを摂るとα波の量が増えて、
心身のストレスを軽減します。

ラットの実験で、緑茶が記憶障害を
予防したという報告もあるようです。

テアニンはアミノ酸の1つですが、
お茶のうまみ成分でもあるので、

近年は料理のうまみを足すのに
活用もされています。

普段飲んでいるコーヒー1杯
を緑茶に置き換えるだけでも、

1日のポリフェノールとテアニン
の摂取量を増やすことができます。

緑茶はポリフェノールとテアニン
を手軽に摂るのに適しているので、
おすすめです。

緑茶の様々な健康効果

ここからは、これまでに述べた以外の
緑茶の健康効果についてご紹介します。

その中で、まず注目すべきなのは、
以下の効果です。

・コレステロール抑制
・骨の代謝への影響
・アレルギーの予防

まず、緑茶はコレステロールが
気になる方におすすめです。

緑茶の消費量が多いと以下になり、

・悪玉コレステロールを下げる
・善玉コレステロールを上げる

コレステロールを良い方向へ
コントロールする効果がある
ことが分かっています。

ただし、飲み過ぎは良くないので
ご注意ください。

コレストロール値を良くすれば、
がんの次に死亡率が高い心臓の
血管疾患の予防になります。

次に、歩くなどの健康維持に
欠かせない骨の代謝への影響
についてです。

緑茶に含まれている茶カテキンは、
骨の代謝に影響を与えます。

健康で過ごすために骨は大事なので、
茶カテキンは体に必要な成分です。

ちなみに、茶カテキンが豊富なのは、
緑茶が不発酵茶だからです。

最後に、アレルギーの予防効果で、
「べにふうき」という種類の緑茶には
スギ花粉の症状を和らげてくれます。

スギ花粉は春にピークを迎えますが、
スギ花粉の花粉症に悩んでいる方は
緑茶を試しに飲んでみましょう。

以下では、脳のストレスを減らし、
真の健康を手に入れるために必要な
ことをお伝えしています。